THE ARTIST / YURAMOJI

西村佳子

Yoshiko Nishimura書家

ひらがなの自由を、
今を生きる書へ。

1953年、兵庫県生まれ。6歳から書に親しみ、大学卒業後に師範を取得。伝統仮名書を基盤に、現代の暮らしにふさわしい筆文字、ことばにふさわしい筆文字を探究してきました。

2000年、創作書工房「なゆた」を設立。ひらがなを中心とする「ゆらもじ」の表現に加え、舞台や出版物の題字、商品ロゴ、個展、音楽家との共演など、書の活動をさまざまな場へ広げています。

大きな紙に筆を運ぶ、揮毫と共演の記録
揮毫・共演の記録
開催予告

2027年3月、開催予定。

開催予定の展覧会 2027

ゆらもじ 守破離ー游

2027.03.09—03.14

ゆらもじ 守破離ー游 展覧会の告知ビジュアル
会期
2027年3月9日(火)
〜 2027年3月14日(日)
会場
金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB-4
主催
株式会社リーズンラボ

開場時間、入場のご案内、関連企画などの詳細は、決まり次第お知らせします。

YURAMOJI / EXPRESSION

ことばの響きを、
線と余白に。

ひらがなの持つ、自由で伸びやかな表情。そのことばにふさわしい線を探しながら、墨の濃淡、筆の動き、余白の広がりを一つの画面へ重ねていきます。

ゆらもじは、読むことだけに閉じない書です。遠くから線の姿を眺め、近づいてことばをたどる。読むことと、眺めること。そのあいだに、見る人それぞれの受け取り方が生まれます。

ゆらもじ|線とことばの表現

SELECTED WORKS

題字、ロゴ、
そして場のなかへ。

ことばにふさわしい筆文字を、
さまざまな媒体と空間へ。

01 / LETTERING

商品ロゴ「菓」

第13回日本デザイン書道大賞 優秀賞

金沢の箔一による、金箔入りの新作和菓子に向けて制作した商品ロゴです。

受賞時のコメントでは、箔の独特な質感や、人の手によってつくられる美しさを思い浮かべながら、文字に現代的なリズムと自然な動きを求めたことが語られています。

商品を象徴する文字に、その素材の気配まで重ねた仕事です。

担当:商品ロゴの揮毫

02 / PUBLICATION

FIFAクラブワールドカップ

公式パンフレットの題字・筆文字

2005・2006・2007年のFIFAクラブワールドカップ公式パンフレットで、題字などの筆文字を担当。

「Final」の筆文字と、公式プログラムでの使用例を紹介します。書の線が、印刷物の中でスポーツの躍動と出会う仕事です。

担当:公式パンフレットの題字・筆文字

03 / STAGE TITLE

オペラ『素戔嗚』

SUSANOO

團伊玖磨作曲のオペラ『素戔嗚(スサノオ)』の題字を担当。

物語を伝える題名を、書の表現としてかたちにした仕事です。

担当:題字

TYPE & LETTERS

書を、異なる媒体へ。

ワープロソフト「毛筆」へのフォント提供など、筆文字を異なる媒体へ展開する仕事も手がけています。

大阪・関西万博の茶室型体験ブース。奥の壁に掛軸が設置されている

04 / SPACE & EXPERIENCE

大阪・関西万博 / 2025

体験空間に置かれた書。

2025年9月、大阪・関西万博の「Sports Future Lab〜スポーツがつくる未来〜」で展開された、茶室型の体験ブース「SYNC HEARTS BOX」。その空間に設置された掛軸の書を担当しました。

人が集い、時間を共有する場所に置かれた書。作品を単独で眺めるだけではなく、場の一部として書に触れる仕事です。

会場:EXPOメッセ「WASSE」内
担当:設置された掛軸の書

EXHIBITIONS & ACTIVITIES

書をひらく、
その歩み。

ミュージシャンとの共演パフォーマンスや、連続講演「ひらがなれしぴ」など、書を他の表現や人との出会いへひらく活動にも取り組んできました。

2008

ときをはこぶ

丸善日本橋店3Fギャラリー

2010

墨のすがた

丸善日本橋店3Fギャラリー

2012

山頭火を歩く

丸善日本橋店3Fギャラリー

2021〜

記憶

写真家とのコラボ作品展を各地で開催

2022

んまであるく

PETIT HANA & THE ARTIST

制作の現場から、
暮らしへ。

Petit HANAと西村佳子

Petit HANAが西村佳子の書をご紹介する背景には、制作の現場での関わりがあります。

商品ロゴ「菓」は、現在Petit HANAの制作を担うメンバーが、金沢で仕事をしていた頃に揮毫を依頼した作品です。受賞した作品として知るだけではなく、具体的な依頼に、先生がどのような書で応えたのかを見てきました。

その関わりを、今度は日々の暮らしへつなげたい。題字やロゴとして出会った書を、身近な場所で眺め、長く付き合えるものとして届けたいと考えています。

線を見返す、その時間にも。

筆を動かし、そこに残った線を見返す。自分の手から現れたものを、もう一度受け止める。その往復にも、書に向き合う豊かさがあると、私たちは考えています。

YURAMOJI TAPESTRY

ゆらもじを、
暮らしのなかへ。

「ゆら」「あ」「おくやま」「とこよ」。線の表情、墨の濃淡、余白の広がり。それぞれの違いを、B3縦のタペストリーでご紹介します。

B3縦 / 364 × 515mmタペストリーとしての展開